作家・コラムニスト
数年前、乳がんを発症。温存手術により、無事摘出。現在、経過を観察(?)している。
台湾人と日本人のハーフとして台湾に生まれ、幼少~思春期を米ロスで暮らす。
2005年ケータイ書籍「恋愛博打」で作家デビュー。
歯に衣着せぬ毒舌がうけ、その後も「起動戦士 濡れ男」「女王さまがロバに鞭」などのケータイ書籍や雑誌コラム、紙書籍などを中心に活躍。
並み居る有名作家人を押さえ、各ケータイ書籍サイトの売り上げランキングに続々とベストテン入りし話題となる。
著書に「モテれ。」「魔性れ。」
「濡れ男-nureo-」(モバイルメディアリサーチ)「彼のセリフでわかる男ゴコロ」(大和出版)などがある。
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- 2008年
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2008/10/20 最終回 (・з・){ラストめっさげ
2008/10/01 第5回 乳がん検診に対する思い
2008/09/16 第4回 乳がん検診と車検の関係
2008/09/09 第3回 身近な乳がん
2008/08/15 第2回 “超小型”コンプレックス
2008/08/01 第1回 キレイごと無しで、スタート
「はい、○○病院受付です」
「あのーえっとーあたしーえっとーあのーんっとー」
「……はい? ○○病院受付ですが? (怪しい、怪しいぞ、この娘!)」
「(やばい! 怪しいと思われているような気がするぜ!)乳がん検診やってますかー?」
とてもじゃないが28歳+αの女とは思えない、
アホさ満開の電話をかけてしまった、数年前の早春。
これがあたしの乳がん検診への道、はじめの一歩だった。
「乳がん検診ですね? 少々お待ちくださいませ、電話を回します」
「ああああああの! ちょっと待ってくだすい! あ、ください!」
「どうされましたか?」
「ちゅっ、ちゅっ、注射とかしますか?」
「……担当の者が対応いたしますので、少々お待ちくださいませ」
電話受付の女性に“ガン引き”されてしまうほどに緊張しすぎていたあたしを、どこかで聞いたことのある保留音のクラシックミュージックが、ほんの少しだけ落ち着かせてくれた(ような気がする)。
待つこと数分。『明るく朗らか』としか言いようのない声のオネエサンが、
「お待たせしました、乳がん検診ですね。初めてですか? 何かシコリなどを感じますか?」と電話口に出た。
「お忙しいところすみません。乳がん検診を受けたいんですが。
はい、あっ、名前は春乃と言います。初めてです……てゆーか!」
相手からの質問を遠慮なくブッたぎり、自分の聞きたいことや不安な気持ちのみをぶつけるあたしは、今思うと相当テンパっていたのだと思う。じゃなければ、「てゆーか!」なんて言わない(はず)。
「これは、私の気持ちですが」
「これは、あくまでも私個人の意見ですが」
と、前置きを挟みながら、あたしの「思い込みからくる」一方的な質問にも、丁寧に答えてくれたオネエサン。
そのおかげでようやく落ち着きを取り戻したあたしは、この日、ううん、乳がんを疑い始めた時から、誰かに聞きたかったこと、ずっとずっと誰かに答えて欲しかったことを口にした。
「もしも乳がんが見つかったとしたら、あたしは死んでしまいますか?」
***
<ハンドルネーム midnightさんの意見>
私の母は、私が小学5年生の頃に乳ガンになりました。
当時も乳房温存術がありましたが、再発の可能性はやはり全摘の方が低かった。
母は、きっとものすごく悩んだに違いありません。そして、全摘を選んだのでした。
そのおかげで母は再発せず、昨年末まで生きていました。
私は、その母の娘ですから、遺伝的に乳ガンになる可能性が高いと思います。
ヘビースモーカーでもありますしね。だから、近いうちに乳ガン検診に行こうと思っています。
<ハンドルネーム 匿名希望さんの意見>
去年、たまたま親戚の伯母さんが『レベル3』だかの癌が見つかって、両チチを切除しました。
その1ヵ月前に癌検診含む人間ドックとやらを受けたのに、
検査がスルーしてしまい、体調が悪くて風邪か? と、内科にかかったとこを発見されたそうです。
これ聞いて思っちまいました。
人間ドックなんて、高いお金出して受けてもなんだかんだ意味なさげなんじゃん…と。
女の象徴とも言うべきおっぱい!
毎日、膨らみやしないかと期待の目で見つめ
毎朝メジャーを手にしてしまうくらい、関心の的であるおっぱい。
正直、そのおっぱいを取らざるを得ないなんて、恐ろしい事極まりなし!
あたしは26歳女子で独身ですが、そのうち産んだ子は母乳で育てたいとも思ってます。
しかも、うちは父方も母方も癌の人が出てますから余計怖いっ!
<ハンドルネーム chieeeさんの意見>
以前、余命一ヶ月の花嫁を本屋で見かけた時は、「可愛い子やな」くらいで素通りだったのですが、れぃさんのアングリーおっぱいの記事を読んでから、本屋で見かけたその本のことも気になり始めました。
パラパラと立ち読みしている横で夫が「今度テレビでやるよ」
と教えてくれて、本人が出ていたドキュメンタリーを自宅で見ました。
生きるとか、死ぬとか。そうゆうことを軽く言葉にできないような、なんとも言えない感情になりました。
そこで思い出しました。
母が乳ガンの気があったということを。
「怖い」という理由で検査をせず、すべてに後悔してしまうことの方がもっと怖い、
と夫と相談し飛び入りで近くの総合病院へ行きました。
検診をしてくださっている時、医師に尋ねました。
「一年に一度は検診したいのですが、症状が無いと診てもらえませんか?」
すると、
「病院は病気の人だけが来る場所じゃないですからね。
そうやって検査しようとする心がけは、とても大事ですよ。」
と、言ってくださいました。
ブスでデブで、結婚してから下着にも拘らなくなった私ですが
一生涯オンナなんだということだけは忘れては駄目だと、改めて考えさせられました。
18歳で世間の色んなことに触れるようになり
20歳で価値観を覆されるような変化があり
25歳で「女の子」ではなく「女の人」と呼ばれるようになり
今、30歳では、これまでと違って自ら変化を受け入れたり
そこにあるものも再確認しようとする努力をしたりしたいな、と。
歳をとったからこうなった、という愚痴ではなく
歳をとるからこうしよう、ということを大切にしたいと思います。
<ハンドルネーム タマコさんの意見>
乳がん以外のがんもそうなのですが、私は大丈夫。なんていう
根拠のない自信があったりして、正直ピンと来ないのです。
ただ、先日知り合った方が高齢出産をした後、乳がんである事が分かって大変だった……というお話を聞いたのです。 その方は抗がん剤の副作用(?)で、髪の毛が一気に抜け落ちてしまったそうです。
髪の毛が生えるまで、その方はバンダナをして過ごしていました。私は、バンダナをしているのを見かけた事があったのですが、変な格好の人だなぁ……もしかしたらクスリの副作用なのかな? 程度にしか考えていませんでした。
私自身、先日婦人科へ行く機会があり、その時にお医者様から
「ついでに子宮がん検診もする?」なんてサラリと言われたのです。
その時、婦人科へ行くのが初めてで、ドキドキの状態なのに、
しかもがん検診?!もし何か見付かったらどうしよう?! と、かなりパニックになったのですが、
検査自体はとても簡単で拍子抜けしてしまいました。
でも、受けて良かったなと思っています。
なので、乳がん検診も機会があったら……受けてみたいと思いました。
やっぱり自分の体を守れるのは自分しかいないような気がするので。
***
読者の方からいただくメールの中に、
「余命一ヶ月の花嫁」に触れている内容のものが多くあります。
あたしは、この本をまだ読んでいません。
んー、正しくいうと、まだ読めない。買うと読んでしまうから、まだ購入してもいない。
「もしも乳がんが見つかったとしたら、あたしは死んでしまいますか?」
こう聞いたあたしに、オネエサンは言った。
「そうならないために、1日も早く検診を受けましょう」










