乳房内の乳腺にできる悪性腫瘍を乳がんと言います。意外かもしれませんが、乳がんは死亡率が意外と高く、16.6%(※1)。しかし、乳がんが他のがんと大きく異なるのは、「唯一自分で発見できるがん」という点です。
早期に発見して治療を受ければ治すこともできるので、定期的な自己診断(右の囲み参照)が大切です。
最も顕著な乳がんの症状は、乳房にしこりができることです。痛みがないので、早期に発見するには自己診断や検診を受けることが重要です。ただし、しこりがあるからといって必ず乳がんであるとは限りません。
まずは、触診でしこりの有無を確認します。そのあと、超音波検査、マンモグラフィー(乳房専用のX線撮影)などを行います。触診&超音波検査で1万円程度が目安になります。
40代~50代をピークに、30代~60代まで幅広い年齢層で発症します。(※2)
乳がんは女性だけでなく、ごく少数ですが男性も発症することがあります。
また、次のような条件の人が乳がんになる危険が高いと言われています。
- 家族(祖母、母、姉妹)が乳がんにかかったことがある。
- 本人が乳がん以外の乳腺疾患になったことがある。
- 高齢初産(30歳以上)か、出産歴がない。
- 初潮が早く(11歳以下)、閉経が遅い(55歳以上)。閉経後の肥満。
- 長期間(10年以上)のホルモン補充療法(更年期障害の治療)を受けている。
まずは食生活に注意するようにしましょう。動物性タンパク質や脂質の多量摂取や肥満が乳がんのリスクを高めると言われています。外食が多い人は、食生活の見直しが必要かもしれません。
また、結婚や出産の年齢が遅くなり、出産の回数が減り、女性ホルモンを分泌する期間が長くなってきていることも、乳がん発症の増加と関係しているとも言われています。
※1 厚生労働省 「平成17年 主な部位別の悪性新生物による死亡数・死亡率」より※2 厚生労働省 「平成16年度 年代別乳がん検診受診者数・要精密検査者数・がん発見数」より
















